フィジーク・オンライン

JBBF ジュニア有望選手強化練習会 参加レポート 後編

この記事をシェアする

0
掲載日:2026.02.24
2026年2月1日、東海大学15号地下トレーニングセンターにてJBBF主催 ジュニア有望選手強化練習会が行われ約50名の選手が参加した。名実ともに著名な講師陣を迎え、初となる試みの強化練習会をハイライトでレポート。
練習会の協賛も務めるKentaiブース

練習会の協賛も務めるKentaiブース

プロテインシェイクの提供。大人気。実技で筋損傷が起きたタイミングにぴったり

プロテインシェイクの提供。大人気。実技で筋損傷が起きたタイミングにぴったり

物欲しそうな目で見ていたところ私にも頂けた。ありがとうございます!Kentai最高! 

物欲しそうな目で見ていたところ私にも頂けた。ありがとうございます!Kentai最高! 

競技力向上に向けた自己分析と目標設定

記事画像4
後半は有賀氏による「競技力向上に向けた自己分析と目標設定」のワークショップから開始。
これまでの競技を振り返り、今後の課題を多角的に検討し戦略的な視点から来期の目標設定に活用することを狙う、具体的かつ実践的な内容だ。

長所と短所へのアプローチに関して、ウィークポイントは簡単にわかるが意外とストロングポイントを把握してないことが多く、長所を徹底的に伸ばすオンリーワン戦略と短所を克服するボトルネック戦略を使い分けることの重要性を説いた。

また、負けると反省ばかりが重視され欠点の修正に偏りやすいため、それと並行して長所を伸ばす事も非常に重要であり課題に優先順位をつけて取り組むように推奨した。

心技体のうち体と技が育つのは良いが心の成長が遅れることもあり、心技体の三つがバランスよく育ってこそ理想的な良い選手であり、そこを目指すよう提言した。

参加者同士での情報交換と実践

複数のグループに分かれ参加者同士で自身の実践方法やポイントを紹介し、実践を踏まえた情報交換を行う

複数のグループに分かれ参加者同士で自身の実践方法やポイントを紹介し、実践を踏まえた情報交換を行う

日頃のトレーニング中の自分のイメージや感覚を言語化して紹介することで深め、新たな気づきを得ることが目的。相手の意見を批判や否定をしないこと、独自のイメージや方法を尊重し実際に試していくことの二点を守るよう説明がされた

日頃のトレーニング中の自分のイメージや感覚を言語化して紹介することで深め、新たな気づきを得ることが目的。相手の意見を批判や否定をしないこと、独自のイメージや方法を尊重し実際に試していくことの二点を守るよう説明がされた

全て聴講したかったが複数グループが同時に進行する性質上、すべてを把握できなかったことが個人的な心残りである

全て聴講したかったが複数グループが同時に進行する性質上、すべてを把握できなかったことが個人的な心残りである

各講師はあくまで進行のサポートに徹し、選手主体で進んだ

各講師はあくまで進行のサポートに徹し、選手主体で進んだ

膨大な設備と器材が効率的な同時進行を可能にしていた

膨大な設備と器材が効率的な同時進行を可能にしていた

自身の持つイメージや感覚の言語化は選手同士でも案外難しいものである

自身の持つイメージや感覚の言語化は選手同士でも案外難しいものである

毎週セミナーを開いているのかと思うほどスムーズかつ的確な説明や紹介をする選手もいれば、自身の持つイメージの言語化に苦戦する選手も見受けられた

毎週セミナーを開いているのかと思うほどスムーズかつ的確な説明や紹介をする選手もいれば、自身の持つイメージの言語化に苦戦する選手も見受けられた

ロープを二本使ったプレスダウン。種目そのもの以外にも多くの意見や質問が飛び交っていた

ロープを二本使ったプレスダウン。種目そのもの以外にも多くの意見や質問が飛び交っていた

フロントスクワット。足首が硬い場合にはプレートを敷くことでしゃがみやすくなる

フロントスクワット。足首が硬い場合にはプレートを敷くことでしゃがみやすくなる

後ろでひっそりと完璧なフロントスクワットを行う佐名木氏

後ろでひっそりと完璧なフロントスクワットを行う佐名木氏

足をクロスする形のバーベルバックランジ

足をクロスする形のバーベルバックランジ

ラットプルダウンのフォームに関して。説明しているだけでも立体的な筋の丸みが服の上からでもわかる

ラットプルダウンのフォームに関して。説明しているだけでも立体的な筋の丸みが服の上からでもわかる

ケーブルアームカール。二頭の種目ではあるが三頭側の隆起も素晴らしかった

ケーブルアームカール。二頭の種目ではあるが三頭側の隆起も素晴らしかった

アンダーグリップのベントオーバーロウ

アンダーグリップのベントオーバーロウ

デッドリフト。後半の情報交換では各グループで多くの種目が実践されたが、全体的に特にデッドとローイングの割合が多かった印象がある

デッドリフト。後半の情報交換では各グループで多くの種目が実践されたが、全体的に特にデッドとローイングの割合が多かった印象がある

ダンベルブルガリアンスクワット

ダンベルブルガリアンスクワット

種目そのもの以外にもコンディションやケア関連の意見交換も散見された。このあたりは表裏一体である。

種目そのもの以外にもコンディションやケア関連の意見交換も散見された。このあたりは表裏一体である。

45°レッグプレス。狂気が見てる。

45°レッグプレス。狂気が見てる。

スクワット。ラックアップの前段階となる担ぎの質も非常に重要

スクワット。ラックアップの前段階となる担ぎの質も非常に重要

順手のベントオーバーロウ

順手のベントオーバーロウ

本練習会の協賛企業・THINKフィットネスの川中健介氏、要望に応じてポイントを紹介。高重量を扱うデッドはバーが浮く前に予備緊張を高めておくことが重要。

本練習会の協賛企業・THINKフィットネスの川中健介氏、要望に応じてポイントを紹介。高重量を扱うデッドはバーが浮く前に予備緊張を高めておくことが重要。

ナローグリップのシーテッドロウ

ナローグリップのシーテッドロウ

ベントオーバーロウ

ベントオーバーロウ

フォームや説明もさることながら、腕周りの凹凸のある立体感に目が行った

フォームや説明もさることながら、腕周りの凹凸のある立体感に目が行った

質疑応答

・キレ食いへの対策は何かありますか?
相澤氏:何がキレ食いのスイッチなのかを知ること。腹が減るのは当たり前として受け入れるしかない。過度に栄養が足りないとそうなりやすいので食事量を適度に増やすタイミングを設けて、仕事でも遊びでも、どうにかして気分を紛らわせる。あとは良く睡眠をとること。


・怪我をしたときの対応
相澤氏:怪我をしてしまったことは仕方ない。怪我の原因となった体の状態の分析や改善、再発予防ももちろん大事ですが、怪我自体をネガティブに考えたところで何も変わらないので、割り切ってこれからどうすべきかを考えていくことが大事。


・重量を求めていくと負荷が対象部位から逃げることがある、どう付き合うべきか迷っている
相澤氏:これは明確な回答があるものではなく、こうじゃなきゃいけない、はないように思う。迷ってて良い、それをブレイクスルーしてもまた先で迷うことが出てくると思うので、迷っていることは決してネガティブなことではない。


・大会における学生選手と一般選手の違い
相澤氏:経験則としては筋密度や重みのようなものが違うというか、そもそも幹が違う、かけた時間も違う。以前鈴木雅さんに同じような相談をしたことがあったが、時間をかけて積み上げていくしかないとの事だった。


・ジュニアフィットネスにおいて先々世界で活躍するために心掛けておくべきこと
辻本氏:短期間で早く何か手に入れようとするよりは小さな目標を達成していくこと。モチベーションの維持も大変なので、今年はこうしようとか、来年はこうしようなどひとつづつ段階を追うことでその上に成績がついてくる。


・今後ビキニフィットネス選手に求められるもの
鈴木氏:基本的な物事をしっかりとできること。食事然り、トレーニング然り、休む然り。特に休むことを恐れずトレーニングの一つだとして取り組んでほしい。


最後に合戸氏より、今回は初開催で手探りの状態だったが今後どんどん改善して良い練習会にすべく、もっとこうしたいというものがあれば要望を、と総評があり解散となった。
今シーズンも一層の活躍に期待が集まる。選手の皆様、運営の皆様、講師の皆様、ありがとうございました!

今シーズンも一層の活躍に期待が集まる。選手の皆様、運営の皆様、講師の皆様、ありがとうございました!

取材・文:せきぐち