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インナーマッスル(コア)を鍛えるメリット/Flowing Exercise®でコアを鍛えよう (2/2)

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掲載日:2015.06.05

ハンドポジション

Flowing Exerciseを実践してみよう!


姿 勢

・イスに浅く腰かける
・骨盤を立てる

○ 正しい姿勢
骨盤が立てば、背骨はゆるやかなS字カーブを描くことができる。

× 悪い姿勢
骨盤が後ろに倒れると背骨のカーブはS字を描けず「猫背」になる。

※坐骨で座る。
※後頭骨〜仙骨のラインは床に対して垂直にする。
※動かず、座っている状態を「ニュートラル」という。

呼 吸

・自分のペースで自然な呼吸をゆっくりと繰り返す。(息は吐ききらない)
・ニュートラルの状態からアクションを起こしたときに息を吐く。
・ニュートラルに戻るときは、息を吸う。

動 作

・横隔膜の動きをイメージしながら、インナーマッスルを意識する。
・インナーマッスルに効かせるように、動きは小さく。

呼吸と共に行うFlowing Exerciseはコアをベースとし、下肢(脚)、上肢(手・腕)などのインナーまで働きかけます。大切なコアは4パターンの動作から成り立っており、バタフライ(背部)、カール(腹部)、スウィング(側部)、ツイスト(脊柱スパイラル)という、いずれも脊柱を中心に行うエクササイズです。


各部位に働きかける4パターンの動作


バタフライ(背部)




カール(腹部)




スウィング(側部)




ツイスト(脊柱スパイラル)



呼吸も動作もゆっくりなので、カラダの芯からジワジワと効いてくるのを感じます。また、固まりやすく、動作を制御されがちな背骨自体もしなやかな状態に導いていきます。とにかく気持ちイイ!と感じてしまう、このエクササイズを、次回は初体験していただきましょう。まずは「バタフライ」から紹介します。是非お楽しみに!
<ドクターの見解>
このメソッドは、筋肉への働きかけは勿論ですが、人間の身体を支えている脊柱にも良い効果がありそうです。運動不足や疲労などで、硬くなりつつある体幹を、スローなリズムで動かすのは、体幹筋をストレッチをしながら柔軟にし、同時に筋力を強化する感じで、相乗効果が期待できます。

また、動作の中に骨盤を傾斜する(バタフライとカール)動きがあります。これは、骨盤から起こる不具合(骨盤周辺の筋のアンバランスや、過緊張・股関節の拘縮等が問題であることが少なくありません)、例えば、「姿勢の悪化・腰痛・肩こり」などの症状を緩和させる可能性もあります。ご自身の身体を見直すキッカケとして、まずは取り組んでみてはいかがでしょうか?

鈴木 英一
神奈川県立汐見台病院整形外科部長
湘南ベルマーレチームドクター
専門:スポーツ整形外科。特に、膝前十字靱帯損傷、膝半月板損傷、
足関節障害に対する治療、下肢肉離れ、成長期スポーツ障害、
サッカー障害など
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  • 後藤 可都実(ごとう かつみ)
    C² company代表
    Flowing Exercise協会理事長
    JCCAコアコンディショニングパーソナルトレーナー
    日本健美協会リンパドレナージュアドバイザー
    (財)東京都高齢者・福祉振興財団認定 介護予防運動指導員
    シナプソロジー普及会シナプソロジーインストラクター

MODEL:
SeiRyu
フィットネス&ボディメイク情報誌
[ PHYSIQUE MAGAZINE 001 ]

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