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パサつく鶏胸肉をとろんとろ〜んにする方法/食育インストラクター国田真紀

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掲載日:2015.06.05
鶏胸肉は食感がパサパサして苦手な人も多いはず。そこで今回は、ひと手間を加えるだけで、「鶏胸肉」をおいしく柔らかく調理するポイントをご紹介します。どんなお料理にも応用が利くので、ぜひ試してみてください。
鶏胸肉のメリット
・安く経済的。(100gが30円〜50円)
・低カロリーで太りにくくダイエットにおすすめ。
(100gあたりの鶏胸肉皮なしは108kcal、たんぱく質は22g、脂質は1.5g)
・疲れを取ってくれる成分の今、注目のイミダペプチドが豊富!
パサパサ食感をなくす最大の対策
①水分を閉じ込めること 鶏胸肉をおいしく柔らかく食べるためにはまず、切り方です。
薄くそぎ切りにする事により火の通りが良くなる。
短時間で調理も出来るので硬くなりにくい。

②鶏肉に片栗粉をまぶして、うまみと水分を閉じ込める
鶏胸肉をおいしくジューシーに柔らかく調理できる簡単なお料理があります。

<基本編>

カラダ作りの定番、鶏ムネをとろんとろ〜んに調理しよう!!


<材料 2人分>
鶏胸肉 約1枚 300g
片栗粉 大さじ1
お湯 600cc位
<手順>
1.鶏胸肉の皮を取り、そぎ切りにする
2. 切った鶏胸肉をジッパー付のビニール袋に入れて片栗粉をまぶす
3. お湯を沸かして、3回位に分けて湯通しする
4. 薄く切っているので、すぐに火が通る(茹で過ぎると硬くなる)
5. 湯通しをしたら氷水に入れ、更に余分な脂をとる
6. キッチンペーパーで余分な水分をとる。

簡単に調理ができて、作り置きも出来ます。温かいままでも冷たく冷やしても、いろんなアレンジも出来ます。

ほんの少しの手間と愛情で鶏胸肉を簡単に美味しくジューシーに柔らかくお召し上がり頂けます。鶏胸肉の食感が苦手という人は、ぜひ試してみて下さいね!

美味しく、柔らかく、ヘルシーなだけでなく鶏胸肉に多く含まれるイミダペプチドによって疲労回復にも効果的です!

* 抗疲労効果が現れるイミダペプチドの摂取量は200mgといわれています。その200mgをどう摂取するか?ということですが、「鶏の胸肉100g」にあたります。

これを毎日、2週間以上摂取することで、抗疲労効果が現れ、市販の糖質もたっぷりな栄養ドリンクよりもヘルシーで良く効きます。


<応用編>

鶏胸肉のとろんとろ〜ん 初夏のお野菜ソース


総エネルギー 215kcal たんぱく質33g 脂質2.2g 炭水化物13g


<材料 2人分>
スナップエンドウ 6コ
ミニトマト 2コ
パプリカ黄色 1コ
塩 少々
粗挽きブラックペッパー 適量
粗挽きガーリックパウダー 適量
醤油 小さじ1強
<下準備>
1.スナップエンドウの筋を取って半分に切る
2.ミニトマトを半分に切る
3.パプリカをトマトと同じ位に切る
<手順>
1.フライパンにスナップエンドウとパプリカを入れて、蓋をして蒸焼きにする
2.火が通ったらミニトマト、塩、醤油、粗挽きブラックペッパー、粗挽きガーリックパウダーを入れて混ぜる

食は心と体を育む


栄養学、カロリ−などは、皆さん関心があり、 勉強も良くされてご存知だと思います。栄養を補給することだけ、栄養のあるものをただ食べてさえしていれば良いかと言うと、そうでは、ありません。

同じ内容の食事でも、ただ単に食べるのと、「おいしい!」と感じながら味わって食べるのとでは、栄養の吸収率が変わってくることがわかっています。

人間は「おいしい」と感じることで、脳が刺激されて胃酸や消化酵素などが分泌されることにより栄養を効率的に吸収するための態勢ができるのです。栄養バランスはもちろん大事ですが、「おいしい!」と 感じることが重要です。

「まずい!!」もしくは、義務的に食べたりするとストレス物質であるコンチゾ−ルが分泌されて、免疫力が下がります。そして「おいしい!!」と思うと、快楽物質のセラトニンが分泌されて免疫力が上がります。

食事は人と人のコミュニケ−ションを深める場であり、人を幸せにする場としての役割も果たしています。一人で食べるよりもみんなで食べた方が、同じ料理が美味しく感じられるという経験は誰もが持っていることでしょう。

楽しく食事をすることで、栄養分の吸収も高まりストレス解消されます。そして、精神的安定感や充実感が得られるのです。

  • 食育料理研究家・国田 真紀(くにだ・まき)
    相愛短期大学 家政学科 食物専攻 食生活文化コース 卒業
    資格: 食育インストラクター
    大阪食品衛生協会 食品衛生責任者
    JBBF 公認指導員2 級・JBBF 公認審査員3 級

  • 食育道場 〜五感で楽しむお料理教室〜
    ボディビル競技の選手でもある食育料理研究家・国田真紀が講師を務める料理教室
    自身の身体づくりやダイエットの経験をもとにした健康的で元気に活動できるレシピの提案

フィットネス&ボディメイク情報誌
[ PHYSIQUE MAGAZINE 001 ]

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