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足部ケアグッズを買ったので使用感をレビューする(フットロッカー/足底ボード)

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掲載日:2025.04.28
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ごきげんよう、せきぐちだ。今年も大会に向けて埼玉の片田舎で楽しくボディをビルディングするなどしている。先日、広大なインターネットを徘徊中にビルダー界隈で足部ケアグッズが非常に良いと評判であることを知った。
フットロッカーは両足用に2個購入した

フットロッカーは両足用に2個購入した

私はお店で買いたいものがあっても店員に勧められると購入意欲が削がれる性分だ。それと同じく素直に流行に乗ることが苦手ではあるが、少し調べてみたところ足部ケアグッズのフットロッカーと足底ボードは試してみる価値がありそうだったため購入に踏み切った。
どちらもネットで多くの廉価版やノーブランド品が出回っており、極端に性能に差がなさそうだったので例にもれず廉価版を購入した。

フットロッカーは元々の出所がよくわからず廉価版ばかりが目立ったが、足底ボードはどうやらブラックボードと呼ばれるブランドが発端のようだ(なかなか良い値段だ)。コンディションツールを効果的に使うためのセミナーも開催している。廉価版はバランスボードと呼ばれていた。

さておき、どちらも足底や足周りのコンディショニングツールであることからおそらく最も変化が体感しやすいのは足の種目だろう。繊細な感覚を持つ方であれば立位の種目全般で変化が感じられる可能性も高いが、私はかなり感覚的に鈍い方だと自負しており実際は変化があっても自身が気づけていない部分も多くあるだろうことをお伝えしておきたい。
昇降机。右のハンドルで低めの座位から高めの立位まで高さが変えられる。本当に便利。

昇降机。右のハンドルで低めの座位から高めの立位まで高さが変えられる。本当に便利。

ちなみにジムで使うというよりは家で日常的に使う予定だ。
普段家でのPC作業は基本的に立って行っているため足部ケアもしつつ仕事ができればいいな~という考えもあった。
なおこの記事も立って書いている。今までは100均の足ツボ的なものを踏んでおり、それはそれでかなり足底がほぐれて良かったが欲が出てバリエーションを増やしたくなってきたところだった。自分もっと踏めます、踏ませてください。

早速使ってみる

フットロッカー。接触面が硬くて痛いのでスリッパを履いたまま乗っている。ジムなどで使う場合には靴ごと乗るほうがよさそう。

フットロッカー。接触面が硬くて痛いのでスリッパを履いたまま乗っている。ジムなどで使う場合には靴ごと乗るほうがよさそう。

両足同時にカーフのストレッチ。接地面が反っているため足根骨が離開しやすく、足底筋群も伸ばせる。カーフと足底筋群は構造的にも機能的にも密接に関わるので一緒にケアしておいて損はなさそうだ

両足同時にカーフのストレッチ。接地面が反っているため足根骨が離開しやすく、足底筋群も伸ばせる。カーフと足底筋群は構造的にも機能的にも密接に関わるので一緒にケアしておいて損はなさそうだ

前に倒す。都合上やってはみたが普段はあまりやらない。

前に倒す。都合上やってはみたが普段はあまりやらない。

左右で逆の動き。片側に体重がかけやすいので特に足首の可動域を出したい場合にはこのほうがよさそう。

左右で逆の動き。片側に体重がかけやすいので特に足首の可動域を出したい場合にはこのほうがよさそう。

立ちPC作業三種の神器。次はバランスボードを試してみる。

立ちPC作業三種の神器。次はバランスボードを試してみる。

バランスボードは使用感やイメージが全くつかなかったため一枚だけ購入した。片足はバランスボード、片足は100均の足ツボ的なものを踏んで使用している。

バランスボードは使用感やイメージが全くつかなかったため一枚だけ購入した。片足はバランスボード、片足は100均の足ツボ的なものを踏んで使用している。

なお裏側はマジックテープにカマボコ状の木がくっついており位置は自由に変更できる。

なお裏側はマジックテープにカマボコ状の木がくっついており位置は自由に変更できる。

骨の模型と比べてみるが、模型に対して悲しいほど足のサイズが小さかったため参考イメージ程度に留めてほしい。足底部の骨はリスフラン関節とショパール関節の二つが横切る。この二つの関節の可動性を出したり動きを良くする手技もあり、それを器具で行おうということだ。

骨の模型と比べてみるが、模型に対して悲しいほど足のサイズが小さかったため参考イメージ程度に留めてほしい。足底部の骨はリスフラン関節とショパール関節の二つが横切る。この二つの関節の可動性を出したり動きを良くする手技もあり、それを器具で行おうということだ。

例えば板の切れ目に足首付近を合わせることで選択的にショパール関節にアプローチできる。

例えば板の切れ目に足首付近を合わせることで選択的にショパール関節にアプローチできる。

場所をずらしてリスフラン関節。こちらの方がショパール関節よりも動きが出やすいが、どちらの関節も足裏のアーチの構成に深く関わる。

場所をずらしてリスフラン関節。こちらの方がショパール関節よりも動きが出やすいが、どちらの関節も足裏のアーチの構成に深く関わる。

所感

100㎏でのフロントスクワットと70㎏でのブルガリアンスクワットを行った

100㎏でのフロントスクワットと70㎏でのブルガリアンスクワットを行った

フットロッカーを10分、バランスボードを左右で10分ほど使用してからジムに行き、変化が実感しやすいであろう脚トレを行った。

・確かにしゃがみやすい
いつもスクワット前にはボトムまでしゃがんだ状態でカーフを伸ばすが、それをせずとも容易に深くしゃがめた。フットロッカーでカーフが伸長されていたことが要因の一つだろう。
さらに足根骨はフルスクワットのように深くしゃがむ際に離開する方向へ動く機能が備わっているのだが、フットロッカーとバランスボードによりその機能がよりスムーズになった気がする。この2点は相関&相乗効果があるかもしれない。

・足の裏が熱くなる感じがあった
具体的に何がどう影響したのかは定かでないが、今まで感じたことがない足裏の発熱感があった。特に片足の種目で顕著に感じた。

・特に重量自体に変化はなかったがバランスがとりやすく安定した
重量は特筆して変化はなかったがボトムでの安定感が強く、特に片足種目ではバランスがとりやすくグラつきにくくなったように感じた。

・足底アーチ低下の懸念は杞憂に終わった
足底筋群がほぐされることで足底アーチが低下し、足部の不安定性が増すのではないかと懸念していたが、結論からいえば何も問題なかった。
一方、足の指が地面にへばりつくようなおもしろい感覚が得られた。
もしかすると裸足や中敷きや踵サポートのないフラットなスニーカーだとまた違う感じになる可能性もある。

私が感じた変化は上記くらいに留まるが、変化が出やすい方や感覚が良い方であれば他の種目でも影響や変化を感じるかもしれない。